浜松市の一級建築士事務所、桑原建設さんのブランド「マルベリーハウス」のパンフレットを制作しました。マルベリーハウスのコンセプトは「生き方と豊かさを考える家づくり」家を建てた後の暮らし方を含めた提案をしている会社です。キックオフMTGで印象的だったのは「庭とのつながりを大切」にしていること。家と庭と書いて「家庭」と書きます。幸せな家庭生活を営むには家と庭、どちらも切り離せない大切な関係なのです。
お客さまからの要望
1/設計事務所なので機能的で美しいな間取りは当たり前。庭に焦点をあてた内容にしたい。
2/建てた後の日常生活が想像出来る内容にしたい。
私たちからのご提案
ではその庭を大切にしている事をパンフレットでどう表現するか?思い切って表紙に窓を設ける事にしました。窓に見立てた表紙から見えるのはお庭で穏やかに過ごす親子の日常。一見何の変哲も無い表紙ですが、モチーフが「窓」だと認識した後はパンフレット全体が「窓」を中心に構成されてると気付くはずです。
デザインについて
表紙の一部をくりぬき窓に見立て、そこから「庭」を覗くという構成に。
表紙に窓を設置。家族の幸せな毎日の生活を垣間見るという構成にしました。パンフレットのターゲットは家づくりを検討中の方です。その方達に自分の家族の未来像をまずは見せていきます。そのためには庭づくりも大切だよと訴えかけようという狙いがあります。住宅の良さには外観・内観デザイン、耐久性、動線・空間設計、素材、メンテナンスのしやすさ等物差しが多数ありますが、マルベリーハウスにはそれらは当たり前に備えること、何より大切なのは日々の暮らしの豊かさなのだということをパンフレットにも表現出来る様イメージ重視に構成しました。
ガーデンデザイナーのインタビューページはお庭を俯瞰で見せたかったのでイラストレーターサイトウユキさんにお願いしました。お庭の活用法もイラストで丁寧に描き込んでもらいました。


